不動産会社の中には土地選びが得意でない業者もある

注文住宅を建てる時は、まず住宅地選びから始めなくてはなりません。手段としてはインターネットなどを使って自分で探す方法と、プロの業者に依頼する方法があります。インターネットでの検索は、希望のエリアの価格などの下調べには便利ですが、悔いのない住宅地選びをするなら、やはりプロの判断を仰ぎたいところでしょう。

主な依頼先としては、不動産会社とハウスメーカーが挙げられますが、不動産会社には、それぞれ得意な分野と不得意な分野があります。例えば賃貸の仲介を専門にする不動産業者もあれば、新築分譲マンションに特化している会社もある訳です。注文住宅用の土地探しを不動産会社に頼むなら、希望する地域の情報に詳しく、土地売買の実績が豊富な所を選びましょう。

ハウスメーカーに依頼するメリットとは?

ハウスメーカーは住宅建築を専門とするため、土地探しに対応していない所もあります。その一方で、仕入れ担当者を配置するなど、この分野に力を入れている会社も少なくありません。そうしたハウスメーカーに依頼すれば、「希望通りの住宅の建設が可能か」といった視点から住宅地を探してもらえます。

法令上の規制を考慮した上で、希望する建物の広さや高さ、間取りに適した土地をプロの目で選んでくれるのです。手間や手続きを省けるのも、ハウスメーカーのメリットでしょう。土地選びと家の設計を別々に進めると時間も労力もかかりますが、ハウスメーカーなら、その双方を引き受けてくれます。ハウスメーカーでは、自社が住宅建設を請け負うことを前提に、宅地探しをしています。そのため住宅地が見つかった後で、顧客が別の会社に建設を発注することは認められません。

注文住宅は、設計の自由度が高いことが特徴です。自分のライフスタイル、家族構成などに合わせた家にできるのが魅力と言えます。