収納スペースの賢い工夫

設計の自由度が高い注文住宅は、限られた敷地内に住まいを建てる時にもぴったりの方法です。狭い敷地だからと言って諦めるのではなく、間取りや収納スペースに工夫をすることで、暮らしやすい住まいを手に入れることができますよ。収納スペースについては、階段下に収納庫を作ったり、僅かな隙間に棚を設けたりすることで、収納力をアップさせるとよいでしょう。作り付けの棚があれば、スペースに合わせて色んな物を収納したり、飾ったりできて便利です。キッチンの場合は、隙間収納のスペースにスパイスやお菓子といった小さな食品類を収納しておくことができます。子ども部屋の場合は、おもちゃや文房具といった細々とした物を収納する時に、隙間収納のスペースが活躍してくれます。

間取りは柔軟性を持たせることが大事!

間取りに関しては、ある程度柔軟性を持たせて設計するのがおすすめです。部屋数を増やしたいからと言って、あまりにも細かく部屋を区切ってしまうよりは、間仕切りを活用して一部屋としても二部屋としても活用できるようにするといった工夫をすると便利です。子ども部屋を間仕切りで二部屋に区切れるようにしておけば、きょうだいで遊ぶ時には間仕切りなしの広いスペースでのびのびと遊べますし、集中して勉強する時間には部屋を仕切って使用することができます。リビングとダイニングの間に間仕切りを設けておくのもよいでしょう。間仕切りなしの場合は、リビングとダイニングが一体化した広々とした空間で過ごすことができます。間仕切りをすれば、食事のためのダイニングと、寛ぐためのリビングという空間のメリハリを付けて暮らせます。

狭小住宅は通常の家と比べると、階段の幅や廊下が狭くなりがちです。また、部屋の数が足らず収納に困るケースもあります。建てる際はあらゆる注意点を考えて、慎重に検討しましょう。